脳機能の老化を止めたい

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ハーモニカやってる人は長生き」とか「ハーモニカやってればボケない」とか、とかくエビデンスがないので「昔からのいい伝え」扱いしてまいりましたが、ありがたいことにきちんと実験・研究してくださっている京大名誉教授もいらっしゃって、懸案のエビデンスも近々確立されるのかもしれません。ハーモニカに限る必要もございませんかと存じますので、楽しみにお待ちしております。(もちろん需要があれば協力させていただきます)

この記事を要約すると、


1.楽器初心者の高齢者66人(平均年齢73歳)を対象に、 片方のグループは週1回、4カ月間にわたって鍵盤ハーモニカのグループレッスンを受け、何も練習しなかったもう一方のグループと、脳の働きに差異があるかどうかを比較した結果、レッスンを受けたグループのほうが、認知機能や脳機能が向上していた。
2.レッスンを受けたグループの中で4年後まで楽器演奏を継続した13人(平均年齢77・85歳)と比較すると、 途中でやめた19人(同76歳)は、言語的なワーキングメモリの成績が低下し、脳の部位である「被殻(ひかく)」が萎縮していた。この結果から通常の加齢に伴う脳や認知機能の低下が、楽器練習の継続によって防げる可能性が明らかになった。
3.この研究をまとめた積山薫・京大名誉教授さんは「高齢期になると足腰や心臓などの問題から立ったり動いたりするのが難しくなる人もいるが、楽器は比較的続けやすい」「認知機能の維持にもつながり、高齢から始めても決して遅くはない。ぜひ長く続けてみてほしい」と話している。

ということです。4カ月でやめても何もしないよりは良いけど、続けるともっと良い!のですね。

楽器演奏を4年続けた高齢者は「脳の老化」が停止 脳科学で分かってきた「継続は力なり」(産経新聞) – Yahoo!ニュース